自律神経専門の理由
自律神経専門の理由
当院は、自律神経を専門としています。
その理由は次の3つです。
・慢性症状や自律神経の不調で多くの人たちが困っている
・現代医療では対応が難しい
・私自身、自律神経失調症に悩んだ経験がある
このページでは、その大きなきっかけとなった出来事をご紹介させていただきます。
私の原点
私は修業時代、自律神経の不調で、とても多くの人が困っていることを知りました。
そして、ある日の講座の授業がきっかけで、自律神経に特化することを決めました。
師匠曰く、『現在、日本の自殺者数は、年間3万人だが、実際は11万人いると言われている。
そして、その多くは(一説によると9割)精神科に通い、向精神薬の処方を受けていた、というデータがある。』
この事実に衝撃を受けました。
実際のところはよく分からないが、少なくとも薬の服用を最低限に抑えていれば、失わずに済んだ命が沢山ある。薬が悪いのではなくて、使用法や役割の認識にズレがあるのだと。そして、薬を使用しなければいけないくらい、自律神経の不調で困っている人が多いという裏返しなんだ。
そう思いました。
同時に、会社員時代のある出来事が脳裏によみがえりました。
以下、私の体験談です。
・・・
会社員時代の入社して間もないころ、同期の友人が職場環境に悩み、不眠症になって睡眠薬を飲んでいました。
辛そうな友人に対して、私ができることは悩みを聞くこと以外ありませんでした。
彼の症状は次第に悪化していき、睡眠薬の量が日を追うごとに増えていきました。
そしてある時から冗談まじりに「死にたい」と、口にするようになりました。
その当時は、自律神経や薬の知識はありませんでしたが、この状況は危ないと思っていました。
それから、半年後くらいに突然、友人のご親族から連絡が入りました。
まさかの訃報でした。
友人は薬の副作用の影響(自殺衝動)で、自ら命を絶ってしまったのです。
私は言葉を失いました。そして、力になれなかった自分を責めました。
少なくとも、彼のご親族に連絡すべきだったと後悔しました。
・・・
あの時の「死にたい」と言っていた友人の状況を、今でも鮮明に覚えています。
彼は、「 藁にもすがる思い」だったに違いありません。
薬を止めていれば、恐らくこんなことにはなっていなかっただろうと思います。
そして、その時からこう考えるようになりました。
「医療で対応できないところを補ないたい。
病院や薬で良くならずに困っている方々の一助となりたい。
『藁にもすがる思い』、、、という方々の力になりたい。」
このように思い至りました。
そして現在、当時思い描いていた以上に、苦しんでいる人がたくさんいることを肌で感じる毎日です。
『藁にもすがる思い』というお客さんに対して、これからも変わらぬ想いで在り続け、最善を尽くします。
ご縁をいただいた1人でも多くの方が、再び元気に楽しく過ごされることを心から応援いたします。